2017年1月13日金曜日

オーナーシェフのご冥福を祈ります

●水戸に、20数年来ご贔屓にしているお気に入りのフレンチレストランがあります。
何よりもソースの味が絶品! 野菜など使う食材も豊富! 盛り付けも綺麗! 奥さんの接客もマル!・・と、友人知人はもとより、私共のお客様にも、「絶対、お勧めです!」と紹介をしていたお店でした。
先日、伺ったら、ソースにある独自のパンチが薄くなっていて、少し優しい味わいになっていました。
奥さんとの会話の中で、やんわりとそのことを伝えると、厨房のシェフが67歳で急逝し、息子さんがお一人で切り盛りされていることを知りました。
奥さんが、「お得意様でも、味わいの違いを指摘する方は殆んどいません」という通り、気にしないと分からない微妙な味の変化でしたが、好きで通った20数年、舌が覚えた味は、最初の一皿でその変化を感じました。
几帳面なマスターは、オープン当時から季節毎のレシピを残していて、父の味覚のDNAを持った息子さんは、それらを受け継ぎならら、若干優しい味わいの美味しい料理を提供していました。
ひとくち、口にすると、ワインが欲しくなるあのソースの味わいは少し弱くなりましたが、水戸以北のエリアでの秀逸のレストランだとの思いは変わりません。
機会をみて、近いうちに伺いたいと思っています。

次に行くときは、これまで美味しいものを食べさせてくれたシェフに、感謝のお線香を持参しようと思っています。

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