2013年12月25日水曜日

自家製「たくあん」を漬けました。

私どもでお出ししている料理は、全て手造りで、切り漬けや浅漬け、古漬けをはじめ、梅干しなどの漬け物も自家製です。
業務用の中国製などは、驚くような安さで販売されていますが、いかにもといった色合いで、合成着色料や添加物など、食の安全性はどんなものなのか・・と思います。
こうしたことから、私どもでは、手間隙を惜しまず、漬物も手作りしております。

今日は、これからの季節にお出しする「たくあん」を漬けました。
大根は、親戚のツテを頼り、小美玉市(旧・小川町)の農家から購入しました。
柔らかな台地で育った大根は、すらりと伸びて60㎝はある、正に「たくあん」にするのにもってこいのものでした。
これを、15日間、天日に干して、「く」の字から「U」の字に、程よく曲がるようになった大根は、赤ちゃんのホッペのような滑らかさでした。

私どもが、美味しいと思う「たくあん」は、ほんのりと甘みがあり、香り付けにお醤油を一滴たらして丁度良いくらいのものです。
使ったのは、糠・荒塩・ザラメ・昆布・自家製唐辛子・柿とミカンとリンゴの皮を天日干ししたもの、これだけです。
果たして、どんな味わいになるか・・・。
1月下旬から、この「たくあん」を香のものとしてお出しします。
箸休めといわれる香のものですが、れっきとした料理の一品ですので、妥協しません。
大型旅館にはできない食のご提供が、小さな宿の特徴だと思っております。

「たくあん」も然りですが、食事だけに限らず、いろいろな『味わい』  をご提供できる宿でありたいと思っております。

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